小さなお店の店舗集客支援/看板製作/広告/フェイクグリーン/研修・コーチング

リアル店舗の入りづらいお店って何がそうさせるんだろう?

弊社はおもにパチンコ店を中心に、20年以上『リアル店舗』の集客支援を続けてきました。

あの頃は御用聞き営業のように、店長さんに求められるモノやサービスを、他社より安く、より良いものを提供することに一所懸命だったように思います。

先日、これまで自分がやってきた集客支援の一部が明確に言語化されている1冊の本に出合いました。

新小売 リアル店舗戦略

リアル店舗の改善ポイント

私たちはこの本の中にある売れないお店の5つの「つらい」を「やすい」に変えるお手伝いをしていたのです。

①気づきづらい(認知)

②入りづらい(店頭周り)

③探しづらい(導線)

④伝わりづらい(装飾)

⑤買いづらい(いまこれが欲しいに応える)

※リアル店舗ビジネスで一番絶望的なのが、そこにお店があることを認知されていないっていうこと。

だから、

①看板製作やのぼり旗の設置などは、まずそこにお店があることに気づいてもらう最重要ポイントです。

車の運転手から認識できるサイズの文字なのか?照明は足りているか?など、様々な角度から視認性をチェックします。

②次に入りづらさを払拭してあげる。

店頭の目隠しシートは全面を隠さず、ちょっと中が見えるようにデザインするとか、料金やサービスの詳細が分かるポスターを店頭に置いてあげるなど、お客の立場になって入りづらい理由をすべて潰していきます。

③お客さんが求めている商品がどこにあるのか分かりやすい店内プロモーションになっているか?

商品だけでなく、トイレや喫煙所などの案内表示も分かりやすくしてあげることがストレスのないお店の条件だと思います。

④何がウリなのか?特に初めてのお客さんが迷わないで済む工夫は、思っている以上に大切です。

食券の販売機を使っている飲食店などは、初めてご来店くださった方がその販売機の前に立ったときに迷わず数秒以内にチケットが買えるような提案を、小さなPOPを使ってしてあげると良いと思います。

「初めてのお客様はこちらがお薦め!」
「当店の人気NO.1はコレ!」

そして、

「次に来たときに食べてほしいのはコレ!」
「当店の人気NO.2はコレ!」

みたいなPOPがあれば、リピートしてくれる確率が上がるのではないでしょうか?(それが美味しそうであれば)

⑤関連性など、商品の陳列や回遊のし易さを意識する。

関連のある商品の陳列は、客単価もアップし、良いことしかありません♫

いかがでしょうか?

貴店は万全ですか?

この5つのポイントを見直してみるだけで、広告を打たなくても集客数が上がるお店がけっこうあるのではないでしょうか?

5感の重要性

また、

この本には5感の重要性についても丁寧にページを割いていて、冒頭にこんな説明が書かれています。

5感による知覚の割合は、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1%
これを見てば、いかに『見た目』が重要かが分かると思います。

でも、

『記憶に残るお店』『何となく良いなと感じるお店』は、見た目ではないところで感じていることも少なくないということも見逃していけません。

特に『匂い』は記憶と繋がりやすいと言われていますよね。
あの香水の香りを嗅いだら、一瞬で学生時代の恋愛を思い出すでしょ?(笑)

自店が提供している5感チェックも、定期的にされることをお勧めします。

お店づくりにゴールも正解もないと思いますが、来店してくれたお客さんの『体験価値』が、少しでも高くなるように、常にお客の目線で工夫し続けることが大切ですよね。

・・・お店づくりは終わりなき旅です。

≪看板・店内装飾の事例はこちら≫

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